生食に挑む! 伝説その7

 

 

世の中には「調味料」という物が存在する。

調味料とは、食物の味をととのえるために使う材料である。

 

「塩」、「しょう油」、「味噌」、「味の素」

 

人類が発達するにつれて、調味料もまた発達してきた。

今や化学的に調味料を作る時代となっている。

 

さて、調味料を生食したらどうなるのでしょうか?

 

考えるよりも、まずは食べてみましょう!

 

 

 

 

 

第1弾

『食塩』 (Nacl 塩化ナトリウム)

 

何と言っても調味料の王様は「塩」である、と私は思う。

料理の味付けは「塩」に始まり、「塩」に終わると言っても過言ではない。

 

と、いうわけでまずは塩から始めよう。

まぁ、塩と言っても市販の塩には色々な種類がある。

天塩、岩塩・・・。

種類や産地によって、成分が違ってくる。

ミネラルの含有率が違うのである。

 

 

まぁ、深く考えても仕方ないので、今、私の近くに置いてある塩を食うべし。

 

商品名は「食卓塩」

製造業者は「日本食塩製造K.K.」

 

そのまんまである。

 

成分を見る。

・塩化マグネシウム   99%以上

・炭酸マグネシウム   0.4%

 

 

うむ。

見るからに工業的な塩である。

不純物(ミネラル成分)なんてほとんど無いと言っていい。

 

なんて可愛げの無い食塩なのであろうか。

食塩というより「塩化ナトリウム」と言ってしまった方が日本語として正しい気がする。

そんな「塩」である。

 

もしかして、コレって何かの薬品を作る際に出来た「副生成物」じゃないのか?

いや、たぶんそうだろう。

そうに違いない!

 

 

あぁ〜あ、何だか成分見てたら気分が悪くなってきた。

 

でも、調味料は塩に始まり、塩に終わらなくてはならない。

食べるべし!

 

 

思い返すと以前、マヨネーズ食った気がするが忘れよう。

都合の悪いことは人間忘れるのが一番。

 

 

 

 

さて、どのくらいの量を食べようか?

生食ルールでは残すのはダメなのだが、これ1個全部生食したら間違いなく死ぬ。

しかも、行き先は間違いなく天国ではなく地獄であろう。

 

まだ死にたくないので調味料専用のルールを定めよう。

 

小さじ1杯。

 

 

これにしよう!

絶対に小さじ1杯でも危険だが、まぁいいや。

 

実験中に色んな薬品を、「やべ、吸っちゃった。」って時よりは安全に違いない。

 

 

スプーンに食卓塩を丁寧に取る。

 

見つめてみると白い。

当たり前のことのようだが、白い。

 

白い結晶だ。

 

結晶の形は、肉眼で見た限り、立方体のように見える。

0.5mm x 0.5mmの立方体。

どれも皆同じ形、大きさである。

 

 

さて、食べようか!

 

一気に食ってしまうことにした。

 

ぱくっ。

 

 

 

苦ぁ。

 

まず、苦味がくる。

苦味のあとに、「塩」の塩辛さがくる。

 

 

苦味を感じるのは一瞬だ。

その後、じんわりと今まで味わったことがないレベルの塩からさが私を襲った。

 

 

小さじ1杯は、やはり危険だったかもしれない。

 

 

結論。

そのまま「塩」だけで食べるのはお勧めしません。

っていうかヤルな!

でも、

ビールのつまみとして「塩」をなめると

ビールがおいしくなります。

今度やってみます?

 

 

 


 

 

さあ、次は「化学調味料」を食べましょう。

 

化学調味料の王様は、誰が何と言っても、

『味の素』

であると、私は思う。

 

 

しかし、この調味料。

なぜか使用しない方が、素晴らしいことだと世間では思われている。

 

TVとかで出演するコックは、ほぼ皆

「化学調味料は一切使っておりません!」

と、まるで呪文のように唱える。

 

何が悪いっていうんでしょうか?

 

「味の素を使うより、この秘伝の○○を使ったほうが味にコクが出るんです。」

とか言えばいいのに、まるで「味の素」を使わなければ

安全、おいしい、と言わんばかりである。

 

「化学調味料は一切使っておりません!」

 

「化学」って接頭語がつくから嫌なんでしょうか?

でも、よく考えてみて下さい。

 

どんな物質であろうと化学物質だ。

構成元素、構造、違いはもちろんある。

 

人体に悪い化学物質だってある。

最近は「ダイオキシン」とかが、よくTVでいじめられている。

まぁ、この辺はもっともな言い分であるから良い。

 

 

 

だけど、化学って名前が付けば悪い物だとする考え方は

「バカの一つ覚え」である。

 

少しくらい考えてから食べることにしましょう。

 

 

味の素の主成分はグルタミン酸ナトリウム。

昆布を煮詰めていると出てくる「うまみ成分」って呼ばれるヤツだ。

 

現在、表向きな製法としては、サトウキビを加工して作っているらしい。

本当の所は石油あたりから精製しているのかもしれない。

実際、そういうウワサはよく耳にする。

もちろん、石油からグルタミン酸ナトリウムを作ることは可能である。

 

でも、石油からの作った方がコストがかって良くないんじゃないだろうか?

まぁ、どうでもいいんだけどね。

 

 

この「味の素」は、世間で不当なバッシングを受けている商品の一つである。

 

とある本「買っては逝けない(仮)」では、

この化合物が脳を破壊するとか、急性神経毒性を持つとか、

一般の方々を恐がらせるような事を書いてあった。

 

その根拠とは、

生後間もないラットに体重1キロあたりに1gを投与した所、神経細胞に損傷が起きた。

っていう事かららしい。

 

生後間もない赤ちゃんにいきなりそんな物食わせるバカいないよ、って感じ。

 

まぁ、現在、このデータは嘘だったと否定されているが・・・

 

本来、グルタミン酸なんてタンパク質を構成するアミノ酸に過ぎん。

こんなの食べたって問題無い。

っていうか食わなきゃ死ぬぞ、お前達。(食い過ぎは確かに毒だが。)

 

 

そんな世間で不当なバッシングをくらっている「味の素」を

化学者の誇りのためにも食べましょう!

 

『味の素』

 

 ・

 ・

 ・

 

まずは、軽くなめてみましょう。

 

ぺろっ。

ん〜・・・。何とも言えない味である。

 

これが、「うまみ成分」か。

甘いような感じもするし、コクの結晶体のような感じもする。

昆布のような味も少しする。

 

うまみ成分か・・・。

「うまみ」とは本当に何なのか分かっていない以上、なんとも言えないな。

 

 

 

 

 

では、一気に小さじ1杯をなめてみましょう!

 

ぱくっ。

 

・ ・ ・ うっ。

 

気持ち悪い!

 

 

 

なんでだろう?

体が拒絶反応を起こしたかのように、胃に入った途端、気分が悪くなった。

 

なんでだろう?

 

 

 

結論。

なんで急に気分が悪くなったんだろう?

まぁ、どんな調味料だって

あれだけの量を一気に食えば

気持ち悪くなるのは当然か。

 


 

ふぅ・・・。

はっきり言って、疲れました。

変な物を食べたわけではないのですが、変な食べ方をしているので

精神的に疲れました。

 

昔から、こんなことが言われています。

   ↓

「疲れたら、甘い物を食べなさい。」

 

 

 

よし、甘い物を食べましょう!

甘い食物と言ったら、

『砂糖』

コレしかないでしょう!

 

 

決定!

砂糖の生食をする!

家にあった砂糖は、「ママ印 特選 上白糖」。

これを食べる事にしました。

 

成分はどうなっているのでしょうか?

 

むっ?!

 

書いてねぇー。

全然、成分が書いてありません。

この前食った「食卓塩」の方はちゃんと成分書いてあったのに、

これには何も書いてありません。

 

ちょっとだけ中身が心配になってきました。

まぁ、今までずっと食ってきたので問題無いでしょう。

 

死ぬ事はありません。

 

よし、食うべ。

 

ぱくっ。

 

 

 

うん。 甘い。

 

以上!

 

結論。

     甘いだけだ。     

CGC(株)さんへ、

成分を明記して下さると助かります。

ネタ的には・・・。

 


 

 

「砂糖」を食べたら、次はコレを食べるしかないでしょう。

  ↓

「人工甘味料」

 

最近、生食メニューに化学の臭いがプンプンただよってきてますが気にしないで下さい。

 

趣味ですから。(←うそ)

 

 

人工甘味料と言っても、色々な種類があります。

そんな様々な人工甘味料の中から私は(正確には連れが)コレをチョイスしました。

  ↓

『パルスイート』

 

 

 

先日、連れと某・ファミレスに夕飯を食いに行ったんです。

 

飯を食い終わって、デザート(フォンダンショコラ)(だったかな〜?)が来るまで

暇だったんで、その辺にあるメニュー表やらを見ている時に、

この「パルスイート」が目に入りました。

 

そのファミレスでは、砂糖っていうか、

この「パルスイート」がセルフサービスになってて、

コーヒーやら茶やらに勝手に使えってことになってました。

 

袋の裏に書いてあった説明を何となく見てみました。

 

  シュガーレス甘味料

  1本(1.2g)で
     甘さは砂糖5g分

 

ほう、シュガーレス砂糖とな・・・。

最近のファミレスは変な物を置くんだなあ。

 

何が入ってるんだろう?

と、原材料を見てみます。

 

成分 : 粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、
      食物繊維(還元難消化性デキストリン)、
      甘味料(アスパルテーム、L−フェニルアラニン化合物)、香料

 

 

おぉ!

天下の「アスパルテーム」ではありませんか!

最近のファミレスは化学チックだなぁ、と感心してしまいました。

 

感心ついでに持ち帰ってしまいましょう!

ってことで、生食のために5本ほど盗んで頂いてきました。

 

 

 

では、簡単に「アスパルテーム」を説明してみましょう。

 

1: 一般名 アスパルテーム 

2: 化学名 α-L-アスパルチル-L-フェニルアラニン メチルエステル

3: 化学式 C141825

4: 構造式     

5: 分子量 294.31

 

まぁ、堅っ苦しく言うとこんな感じです。

 

 

では、簡単に言うとどんな物か?

  アスパルテームとは低カロリーの甘味料です。

  甘さが砂糖の約200倍あると言われ、

  低カロリーの甘味料の中でも砂糖に近い自然な味と言われています。

  糖尿病の方にとって無くてはなならない物となりつつあります。

 

 

本来、砂糖の200倍の甘さのはずなのに

1.2gで砂糖5g(つまり約4倍)なのは変だと感じるかもしれませんが、

これには理由があります。

 

以前、アスパルテームは耳かき1杯でコーヒー1杯分。

みたいな感じで売られてたんですが、あまりの気味の悪さ故に

まったく売れませんでした。

しかし、適当な粉を入れて砂糖と同じ甘さにしてみたら

爆発的に売れたという妙な歴史があるのです。

 

最近では、飲料、お菓子、様々な物に使われていて、

シュガーレスとか、甘さ控えめ、とか書いてある商品のほとんどは

この「アスパルテーム」が入っていると思って間違いありません。

 

 

 

 

 

まぁ、前置きはこのくらいにしておいて

とりあえずは・・・、食おうか!

 

パクッ。

 

 

甘ぁ〜・・・。

 

砂糖を溶かしただけの飴があるじゃないですか。

ベッコウ飴でしたっけ?

名前は忘れましたが、まさにそんな感じの味です。

 

まぁ、砂糖の約4倍の甘さがあるんだから

濃縮された飴のような味に感じるのも無理は無い。

 

まぁ、砂糖と似てるね。

確かに。

 

砂糖と比較実験したいところだが、甘さ具合が違うんだから

無理ッス。

勘弁してくれ。

 

結論。

   やっぱり甘いだけだ。  

生食的には砂糖より美味いかも。

 


 

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