1月3日   平等と快楽を目指し

 

 

先に12/28の日記(剃毛の謎)を見て下さると幸いです。

 


 

 

 

12/28の日記で書いたこと(剃毛の謎)を、

サークルの女性Yに酔った勢いで語った。(←語るなよバカ・・・)

 

 

 

お兄 「女性だけが「わき毛」や「すね毛」の処理をするのはおかしい。

    これは、男女差別である。 やめるべきだ!」

 

 

Y  「じゃあ、お兄君もいっしょに『わき毛』剃ってみたら?」

 

ぬぅ、その手があったか!?

確かに、体験してみなくては分からない事である。

 

実は剃毛という行為は快感なのか?

 

 

 

昔、姉貴に「すね毛」を脱毛機でムリヤリ処理されたことがあるが、

痛いだけで何も喜びは感じられなかった。

 

しかし、あれから約6年。

 

おれも大人だ。

大人の喜びとやらも少しずつ理解してきているつもりである。

 

やるべきかな?

コレは・・・。

 

 

『百聞は一見に如かず』

一度「処理」という行為を体験してから語るべきであろう。

 

 

Yさんによれば、ベストは一本ずつ毛抜きで抜く事だそうだ。

 

 

よし、まずは「すね毛」から始めようか。

 

手始めに、右足のふくらはぎ真ん中あたりの一本を

毛抜きを使って、つかみ取る。

そして、引き抜く!

 

・ 

 

痛っ!

 

 

予定通りだが、痛い!

 

思わず、「何やってるんだよオレ。」 と、つぶやいてしまった。

その痛みは、私を電波の世界から現実世界へと引き戻すほどに痛かった。

 

 

しかし、

剃毛の世界を「すね毛」一本だけで語ろうなんざ甘い考えだ、

と、自分に言い聞かせ、さらに近くの「すね毛」をつかんで抜き取る。

 

 

痛っ。

 

痛いよぉ〜・・・。

 

 

まだまだである。

きっと、これから「痛み」が「喜び」へと昇華していくに違いない。

 

自称マゾと豪語しているお兄である。(←アホですか?)

 

さらに抜く。

痛い。

 

抜く。

痛い!

 

抜く!!

痛いっ!!

 

何度も痛みに耐えながら毛を抜いていく自分の姿は、

まるで、「荒行」を行う修行僧のようだ。

 

 

『荒行』とは ・・・、

仏教的には、修行のため自らの肉体を極限まで駆使する事である。

このことによって悟りの境地を目指す者もいる。

また、神への忠誠を誓うため己の肉体を傷めつける行為のことでもある。

 

 

山伏が滝に打たれたり、火渡りをしている姿は、

はかなく、そして限りなく尊い存在のように見える。

 

 

しかし、今のオレ。

 

涙を目に浮かべながら「すね毛」を抜く姿。

 

誰が見ても、こんなヤツを尊い存在とは言わないだろう。

 

っていうか、かなり見苦しい。

そうとう見苦しい。

 

 

やめろよ、バーカって感じだ。

 

 

 

痛くて本当に涙が出てきた。

 

ちょっと休憩でーす!

 

 

抜いた箇所が赤くなって可愛そうだ。

思わず、なでてしまうほど可愛そうである。

 

女子高生の可愛そうな赤い足を連想させるものがあった。

 

 

 

もう、「すね毛」は肉体的にも精神的にも限界である。

 

抜く箇所を変えてみよう。

すね毛では快楽を得る事はオレには無理だった。 [リタイヤです]

 

 

今度は、「ひざの毛」を抜いてみる。

 

 

あっ?

 

 

 

あれ?

 

あれ、あれぇ〜?

 

痛くないぞ、ココ!

どういうことだろうか?

 

もう一度抜いてみる。

 

 

ぬぅ、

 

少し痛かったが、すね毛に比べると痛くない。

 

 

でも、もしかしたら体がおかしくなっているのかもしれない。

さっきの「すね毛」で、オレの体は『マゾの体』へと特殊進化したのだろうか?

 

 

試しに、すね毛を抜いてみます。

 

 

ぇぇえええーーーっ!

 

 

やはり、すね毛は痛いままである。

なるほど。

 

 

たしかに、「ひざの毛」ならばそれほど痛くなかった。

 

この程度の痛みならば、

「ひざの毛」を抜くことが趣味、快感という変態野郎がいてもオレは驚かない。

 

 

これだけでも収穫はあった。

無意味なように思えるこの電波的行為(抜毛)にも少しだけ意義が生まれてきた。

 

毛を抜く喜びのような物を垣間見ることが出来たからだ。

 

 

 

 

よし、処理なんてやめてしまおう!

 

 

どこを抜くのが一番、いい気持ちなのか?

 

これを確かめよう!

 

「すね毛」は痛かった。

「ひざの毛」は、さほど痛くなかった。

 

 

では、「わき毛」は?

 

 

痛い!

 

 

さすがは敏感な部分である。

痛い。 痛すぎる。

 

 

女性達は夏場、こんな苦しみを味わっているのか。

なんという激痛を味わっているのだろうか!

 

 

これは、もう可愛そうなんてセリフでは済まされない気がする。

 

これで快感だというヤツがいたら、そいつの顔を見てみたい。

オレ様が抜いてやる!

 

 

 

 

 

「わき毛」は痛すぎた。

『わき』が人間にとって敏感な部分だから痛かったのであろうか?

 

 

ところで、敏感な部分と言えば、ココはどうだろうか?

   

 

「下半身の根元の毛。」

いわゆる「陰毛」である。(←いわゆる?)

 

 

敏感っていうより、敏感すぎる部分である。

こんな所の毛を抜いたらただでは済まない気がする。

 

 

とりあえず、周囲を確認してからズボンのファスナーを下ろし、

ボタンを外して、アレ(息子)を出す。

 

 

そこには見慣れたオレの息子がたたずんでいた。

 

しかし、今日のオレは息子に用はない。

 

息子の「毛」に用があるのだ!

オレは息子を無視して、そこに生えている毛へと「毛抜き」を向かわせた。

 

そして根元をつかみ取る。

 

さぁ、抜くぞ!

 

 

 

しかし、決意が固まらない。

 

いざ抜こうとすると、どうしても第2の自分がその動きを止めてしまうのだ。

気持ちを奮い立たせるため、カウントダウンを始めた。

 

 

気分は「サンダーバード」である。

 

 

ファーイブ、

 

フォー、

 

スリィー

 

トゥー

 

ワン

 

 

うおりゃぁあああー!

 

 

     ぶちっ。

 

 

おぉ、それほど痛くないぞ。

なるほど、なるほど。

 

痛くない!

 

 

「アコの毛」もそれほど痛くない。

 

 

 

 

さぁ、次だ!

どこを抜こうか?

 

せっかくズボンを下ろしているんだ。

ここは「ケツの毛」を抜くとするか!

 

 

うまく毛を捉えることが出来ないので鏡を用意した。

そして自分のケツを鏡に照らす。

 

自分の肛門が鏡に反射され、目に入った瞬間、

私は自分の過ちに気が付いた。

 

 

何やってるんだ、お前は!

 

正月だぞ!

 

めでたい日に何をやってるんだ、お前は!

 

 

 

 

 

反省。

もうやめよう・・・。

 

 

 

 

 

 


 

ところで、体験してみて言える。

 

世の女性達よ!

 

やめろ!

 

 

剃毛なんてやめちまえ!

 

 

 

 

 

いや、むしろ、

 

 

こんなバカな事やめろよ、オレ!

 

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